重茶碗(かさねじゃわん)の特徴について教えてください。
投稿 By リオ投稿日時 - 7年前
重茶碗(かさねじゃわん)の特徴について教えてください。
重茶碗(かさねじゃわん)の特徴について教えてください。
重茶碗(かさねじゃわん)は、客の人数が多く、1碗で人数分の濃茶を練ることができない場合に、2碗使って行う点前です。 準備の注意点として、棚物を使うときは、水指(みずさし)と棗(なつめ)、茶入(ちゃいれ)を壮(かざ)ります。 主な特徴は以下のとおりです。 ・茶入と置き合わせる時、両手で1つの茶碗ととって、片手で置く ・1つ目の茶碗はすくい出しのみ(茶入の口を清める必要はなし) ・正客が茶碗を取りに出たとき、「どうぞ何人さまでお召し上がりを」と挨拶する ・正客に服加減を尋ねた後、2つ目の茶碗に取りかかる(茶碗を温め、茶巾で拭く) ・2つ目の茶碗に対しては、古帛紗(こぶくさ)を添える。 ・中水をして、帛紗(ふくさ)を腰につけてから、向きは変えずに茶名・詰・菓子などについて問いに答える ・1つ目の茶碗に茶杓(ちゃしゃく)をしまうとき、建水(けんすい)は下げずに茶杓を清め、本仕舞い(ほんじまい)して、2つ目の茶碗を待つ。 ・2つ目の茶碗はお湯を入れて、建水にあけ、その手で建水の上座に置く ・建水を引いてから、釜に水を差し、釜の蓋→水指(みずさし)の順番に閉める ・片手で1つ目の茶碗を持って、両手で勝手付の2つ目の茶碗に重ねる
・最初に茶碗を勝手付きに置くとき、下の茶碗を右横、左手前と両手で持って仮置きしましょう。 ・仕舞う時は、右手で主茶碗を取り、左手を添えて後の茶碗に重ねて置くようにしましょう。