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お茶時の問答例、覚えておきたい千家十職等をまとめてみました。

1. 薄茶での道具についての問答例

Q

「ありがとうございました。お棗(なつめ)は?」

A

「淡々斎(たんたんさい)好みの金瓢箪(きんぴょう)棗(なつめ)でございます。」

Q

「お塗り(ぬり)は?」

A

「近左(きんさ)でございます。」

Q

「お茶杓(ちゃしゃく)のお作(さく)は?」

A

「瑞巌老師(ずいがんろうし)でございます。」

Q

「ご銘(めい)は?」

A

「清風(せいふう)でございます。」

Q

「ありがとうございました。」

2. 濃茶での道具についての問答例

Q

「ありがとうございました。お茶入(ちゃいれ)のお形(かたち)は?」

A

「肩衝(かたつき)でございます。」

Q

「窯元(かまもと)は?」

A

「瀬戸(せと)でございます。」

Q

「お茶杓(ちゃしゃく)のお作(さく)は?」

A

「井口海仙宗匠(いぐちかんせんそうしょう)でございます。」

Q

「ご銘(めい)は?」

A

「山里(やまざと)でございます。」

Q

「お仕覆(しふく)のお裂地(きれじ)は?」

A

「二重蔓牡丹唐草金襴(ふたえづるぼたんからくさきんらん)でございます。」

Q

「お仕立て(したて)は?」

A

「友湖(ゆうこ)でございます。」

Q

「ありがとうございました。」

3. 茶と菓子についての問答例

Q

「ありがとうございました。ただいまのお茶銘(ちゃめい)は?」

A

「明昔(さやかのむかし)でございます。」

Q

[お詰め(つめ)は?」

A

「一保堂(いっぽうどう)でございます。」

Q

「前席でのお菓子のご銘(めい)は?

A

「松風(まつかぜ)でございます。」

Q

「ご製(せい)は?」

A

「亀屋萬年堂(かめやまんねんどう)でございます。」

Q

「ありがとうございました。」

4. 千家十職(せんけじっしょく)

土風炉・焼物師(どぶろ・やきものし)

永楽善五郎(えいらくぜんごろう)- 陶器製の風炉、色絵付の茶碗や水指などの陶器

釜師(かまし)

大西清右衛門(おおにしせいえもん)- 釜を主体とする鉄製品

表具師(ひょうぐし)

奥村吉兵衛(おくむらきちべえ) - 掛軸、風炉先屏風などの紙製品

竹細工・柄杓師(たけざいく・ひしゃくし)

黒田正玄(くろだしょうげん) - 花入、蓋置などの竹製品

指物師(さしものし)

駒沢利斎(こまざわりさい) - 棚、炉縁などの木製品

袋師(ふくろし)

土田友湖(つちだゆうこ) - 帛紗、仕覆など布製品

金物師(かなものし)

中川浄益(なかがわじょうえき) - 建水などの金工品

塗師(ぬし/ぬりし)

中村宗哲(なかむらそうてつ) - 棗、菓子器などの塗物

一閑張細工師(いっかんばりさいくし)

飛来一閑(ひきいっかん) - 菓子器、棗などの一閑張の製品

茶碗師(ちゃわんし)

樂吉左衛門(らくきちざえもん) - 楽焼の茶碗

5. 利休七哲(りきゅうしちてつ)

  • 蒲生氏郷(がもううじさと)
  • 細川三斎(ほそかわさんさい)
  • 高山右近(たかやまうこん)
  • 古田織部(ふるたおりべ)
  • 牧村兵部(まきむらひょうぶ)
  • 瀬田掃部(せたかもん)
  • 芝山監物(しばやまけんもつ)